栄芝会 新年会(浅草ひさご庵 2016.01.31)
栄芝会の新年会です。場所はご存知、浅草の瓢庵。金屏風をバックに御祝儀曲を唄います。
パチリ。写真なんか撮っているヒマがあるなら練習しろよ、でありますが。甘茶は29.七福神(唄)41.白扇(糸・低音)49.かまわぬ(糸)をつとめました。小唄では七福神という曲は僕の知っている限りでは二曲あります。一つは江戸小唄の古曲で、七福神の中で弁天ばっかりみんながチヤホヤするので、毘沙門がキレるっていうコミックソング。もう一つは昭和小唄。春日とよ稲先生の曲です。七福神巡りをするカップルのラブラブソングです。僕は春日の看板背負っているので、当然とよ稲先生の曲の方を唄わせていただきました。では聴いていただきましょう。糸は芝芳先生。
会としては全63番。今回は出席者が少なかったな。皆さんの出し物の中で、習いたいと思ったのは「知らないうちに」という曲。新作小唄かなと思って調べたら、清元梅吉先生の曲でした。http://search.japo-net.or.jp/item.php?id=VZTG-102そういえば、弾かせてもらった「かまわぬ」も、去年の浴衣会で唄った「雨の浅草」も清元梅吉先生によるものだったな、と思い出しました。先生の曲は唄の節も三味線の手も垢抜けていますね。ですから、先生の曲を唄ったり、弾いたりすると、自分が垢抜けた粋人になった気分を味わえるのでありました。
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