栄芝会(三越劇場 2025.09.23)
師匠が入院されたことで延期になっていた栄芝会が無事開催できました。
お弟子さんの皆様、孫弟子さんの皆様、お疲れ様でした。
そしてご家族様、春日会の皆様、劇場スタッフの皆様、ご協力ありがとうございました。
僕の出し物としては唄が「われが栖所」
芝鳳先生(本手)と芝舞さん(替手)に弾いてもらった。
思い返せば、十数年前、僕の三越劇場デビューは芝鳳先生が糸を弾いてくれたのでした。
甘茶の栄芝会は芝鳳先生に始まって芝鳳先生に終わったと言ってもいいかもしれない。
で、糸は「三社祭」。
歌手と糸がふたりで曲を研究して、結構作り込んだ。
舞台でその結果を発表を出来たことが嬉しい。
三味線がちょいちょい固いですね〜。胡蝶さんゴメン。
合奏は「春日野」「うらうらと」「梅は咲いたか〜夢の吉原」「長崎ブラブラ」。
「うらうらと」は師匠が師匠が好きな唄だから選曲されたようです。
そして会の終わり頃、師匠がいらっしゃった。
車椅子に乗っていたけどオーラは健在。
お話にもいつもの栄芝節が存在していて嬉しかった。
姐弟子のひとりに「何にもできなくてごめんね」と言っていた。
みんな泣いていた。
これからは弟子各自で今後の道を選ぶ。または作っていく。
そういう意味では今日がはじまりのおわり。
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